遠州鉄道の旧型車30形が2018年1月に廃車…ラストランは12月16日

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12月の運行を最後に引退する30形モハ51+クハ61。すでに引退した同形車は、前面が二枚窓となった典型的な湘南フェイスで、このモハ51+クハ61も二枚窓スタイルは引き継がれたが、連窓風の近代的なスタイルとなった。
  • 12月の運行を最後に引退する30形モハ51+クハ61。すでに引退した同形車は、前面が二枚窓となった典型的な湘南フェイスで、このモハ51+クハ61も二枚窓スタイルは引き継がれたが、連窓風の近代的なスタイルとなった。

静岡県の新浜松駅(浜松市中区)と西鹿島駅(浜松市天竜区)を結ぶ西鹿島線を運営する遠州鉄道は11月30日、30形(モハ51+クハ61)の運行を12月で終了すると発表した。1999年に登場した新鋭車2000形の増備に伴ない、2018年1月に廃車されることになっている。

モハ51+クハ61は、1980年に登場した30形の最終増備車。30形は、1958年以来30両が製造されたが、この2両は唯一の新性能編成だった。30形はほかに、旧性能のモハ25+クハ85が在籍しているが、2015年に定期運用を失っており、実質的にモハ51+クハ61が最後の30形となっていた。

通常運行は12月2・9日が最後となり、各日とも、西鹿島発10時36分・11時48分・13時、新浜松発11時12分・12時24分・13時36分の列車で運用される。

12月16日にはラストラン列車として、西鹿島発13時28分、新浜松発14時40分の臨時列車に運用される。乗車には新浜松駅で10時から配布する乗車整理券が必要。

乗車整理券は、当日有効の「あかでん1日フリーきっぷ」(大人1000円・子供500円)購入者のうち、先着150人に配布する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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