ZMP、ステレオカメラ RoboVision2sの受注開始…距離精度向上

自動車 テクノロジー 安全
ZMP RoboVision2s
  • ZMP RoboVision2s
  • レンズ外観と同社検証環境でのばらつき測定結果

ZMPは11月24日、ステレオカメラ「RoboVision2」に改良を加え、距離精度を向上させた新製品「RoboVision2s」の受注を開始した。

昨今、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転技術などの開発でカメラによる環境認識の重要性は高まり、特にカメラだけで距離を算出できるステレオカメラの活用が注目されている。ZMPでは、ソニー製超高感度CMOSセンサーを用いたステレオカメラ RoboVision2を2015年より研究開発用に発売。画像データから距離情報だけでなく、物体の検出もできるソフトウェアを搭載したステレオビジョンシステムとして好評を得ている。

今回の改良では、レンズの性能向上により周辺の解像度アップを実現したほか、光学ローパスフィルターの追加によりモアレや偽色の影響を抑制。計測距離の値の変化のばらつきを低減し、スムーズな測距結果が取得可能とした。同社テストでは距離計測に関するばらつきが約35%程度改善されたことを確認。検出結果を活用した物体検出や物体追従などの画像処理技術の応用に寄与する製品となっている。

価格(税別)はRobo Vision2s本体が90万円、処理用PCのセットが130万円。2018年2月中旬より出荷を開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集