トヨタ、米国進出60周年…現地化推進の歴史

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トヨペット・クラウン
  • トヨペット・クラウン
  • トヨタの米国事業60周年記念式典に登壇したトヨタ・モーター・ノース・アメリカのジム・レンツCEO
  • 最初の米国本部
  • 1958年型トヨペット・クラウン
  • 1969年型カローラ
  • キャルティ(1978年型セリカのデザインチーム)
  • 1984年型4ランタナー
  • 1988年、TMMK製の最初のカムリ

トヨタ自動車の北米部門、トヨタ・モーター・ノース・アメリカは10月31日、トヨタの米国事業60周年記念式典を開催した。

トヨタは1957年10月31日、米国カリフォルニア州ハリウッド市に、米国トヨタ販売を設立。約280平方mの販売店ひとつで、米国事業を開始したのが原点だ。

その後、1968年に発売した小型車『カローラ』や1969年発売の『ハイラックス』などの商用車、1983年に乗用車の『カムリ』を発売するなど、米国の顧客のニーズに合う商品を投入し、販売を伸ばした。

また、1989年に立ち上げた高級車ブランドのレクサスでは、最初に投入した『LS400』(日本名:初代トヨタ『セルシオ』)が高い評価を得て、レクサスは短期間でラグジュアリーブランドの仲間入りを果たした。

製造面では、1980年代から本格的に生産事業を開始。1984年に設立したGMとの合弁車両生産工場、NUMMIに続き、1986年には米国初のトヨタ単独車両生産工場として、ケンタッキー州にTMMKを設立。2015年には米国で初めてとなるレクサスブランド車、『ES』の現地生産をTMMKで開始した。

TMNAのジム・レンツCEOは、「今日は、60年間クルマを販売し続けてきたことを祝うだけではなく、今後ももっといい商品・サービスを顧客に届ける決意を新たにする日」と述べている。

《森脇稔》

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