日本語に自信がある35.8%、10-20代は実力のない「思い込み世代」

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普段使う日本語全般、敬語、慣用句への自信度
  • 普段使う日本語全般、敬語、慣用句への自信度
  • 日本語の言葉遣いに対する社会の関心
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 「広辞苑」「岩波国語辞典」を発行する岩波書店が10代~70代の日本人男女を対象に実施した調査によると、自分が使う日本語に「自信がある」人は35.8%。言葉遣いに対する社会全体の関心は「弱まっている」と感じている人が多いことがわかった。

 「日本語力調査」は、全国の10代~70代の男女1,000人を対象にインターネット調査により実施したもの。対象者の内訳は、「15歳~29歳」「30代」「40代」「50代」「60歳~79歳」の各世代200人。調査時期は9月1日~4日。

 自分が使う日本語に対し「自信がある」と回答したのは35.8%。敬語に限ると32.3%、慣用句に限ると28.4%と、自信度がさらに低くなることがわかった。10代~20代で日本語全般に「自信がない」人は69.5%。30代・40代はさらに自信度が低く、30代で日本語全般に「自信がない」は73.5%、敬語79.5%、慣用句80.0%と、全世代の中でもっとも低く自己評価していた。

 日本語の言葉遣いについて社会全体の関心が「弱まってきている」と79.0%が回答。特に、日本語に自信がある50代では82.0%、60代~70代では89.5%と、ほかの世代に比べて危機意識がさらに高かった。

 岩波書店は、日本語意識の高い50代以上を日本語力がすばらしい「安定・安泰世代」、自信があるが実力が伴わない10代~20代は「思い込み世代」、日本語を大切にする意識が低く自信もない30代は「鈍感世代」、下の世代よりは真っ当だが上の世代ほどの自信も実力もない40代は「やればできる世代」だと、各世代の特徴をまとめている。

 「正しい日本語」「美しい日本語」を身に付けたいかという質問には、85.9%が「身に付けたい」と回答。日本語遣いに自信のない30代でも81.0%、日本語がもっとも乱れていると評価された10代~20代でも82.0%が「美しい日本語」を身に付けたいと望んでいた。

 「正しい日本語」「美しい日本語」を身に付けるために何を使って学びたいかを聞いたところ、「書籍を読む」57.5%、「新聞を読む」35.4%、「辞書を引く」27.1%、「インターネットで調べる」20.9%の順に多く、インターネット時代に「書籍」「新聞」「辞書」を選んだ人が多かった。
《外岡紘代》

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