アストンマーティンのハイパーカー、ヴァルキリー のほぼ開発最終形態を日本初公開

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アストンマーティン・ヴァルキリー1/1モデル
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  • アストンマーティンのバイスプレジデント マレック・ライヒマン 氏

アストンマーティンは10月4日、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーと共同開発中のハイパーカー『ヴァルキリー』の、1/1モデルを都内で日本初公開した。エクステリア、インテリアとも最終形に近い形に状態に仕上がっているという。

アストンマーティンのバイスプレジデントでデザイン責任者も務めるマレック・ライヒマン氏は「ヴァルキリーの生産台数は150台だけ。世界で最も速い走りができるクルマを造ってきた。それは真直ぐの道を単に速く走るということではない、公道を走るクルマとしてドライビングフィールを感じることができるための性能を備えている」と紹介。

その上で「車体重量1000kg、最高出力1000HP、パワーウェイトレシオ1対1を実現するために様々な技術が投入されている」と述べた。

このうち軽量化に関しては「カーボンファイバーやチタンなど先端素材の採用に加えて軽量化ためのアプリケーションも入れている」という。

そのひとつがヘッドランプで表面を酸化処理したアルミ製フレームにロービームとハイビームの機構を取り付けることでアストンマーティンの既存モデルのヘッドランプに対し30~40%の軽量化を図っている。またシャークフィンの先端に搭載されているハイマウントストップランプは幅5.5mm、高さ9.5mmしかなく、軽量化だけでなく空気抵抗削減にも寄与している。

さらにフロントノーズのアストンマーティンのウイングバッチは厚さ70ミクロンのアルミを溶着する手法により、人の毛髪の太さの30%もの薄さを実現。エナメル処理された既存モデルのウイングバッチに対し99.4%も重量を削減、「実際にウイングバッチを指先で触っても、どこにあるのかわからないだろう」とのことだ。

ライヒマン氏によると「限定生産の150台は完売済みで、現在450人ほどがキャンセル待ちの状態にある」という。また日本では11台が販売され、価格は200万ポンドから250万ポンドの間になるという。

《小松哲也》

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