フォルクスワーゲンは9月25日、フランクフルトモーターショー2017の同社のブースにおいて、未来のショールーム「カー・ファインダー」を初公開したと発表した。
これは来場者に、将来のフォルクスワーゲンディーラーの姿を体験してもらうのが目的。バーチャルショールームとなっており、来場者はVR(バーチャル・リアリティ)ヘッドセットを装着して、未来の新車ショールームでの時間を楽しんだ。
ヘッドセットを装着した来場者は、専用のシートに座り、都市のジャングルをはじめ、美しいビーチなどを仮想体験。めまぐるしく変わる風景や色に、来場者の脳は無意識かつ直感的に反応する。脳波を測定するEEGセンサーはこれらの反応を記録し、来場者に最適なフォルクスワーゲン車を提案する。
また、フォルクスワーゲンが将来市販予定の「ID」ファミリーに、バーチャルで試乗することも可能。自動運転のEVという未来の自動車の世界を、来場者はひと足早く体験した。
フォルクスワーゲンは「カー・ファインダーが成功したのは明らか。フランクフルトモーターショーでの成果を、人工知能(AI)をさらに発展させるために分析していく」と説明している。