マツダの米国法人、北米マツダは8月25日、北米の新本社ビルが完成した、と発表した。
従来、北米マツダの本社は、米国カリフォルニア州南部のアーバインに位置。1987年からおよそ30年間、このアーバインをマツダの北米戦略の中核拠点としてきた。北米マツダは新本社を、同じくアーバインの「スペクトラムセンタードライブ」に移転する。
北米マツダは、21階建て新本社ビルの6~10階までの5フロアに入居。およそ350名の従業員が勤務する。パソコンやデスク、椅子に至るまで、オフィスに必要なアイテムには、350名の従業員の意見が反映された。
また、マツダのデザイナーは、北米新本社ビルの内装デザインを担当。自動車のデザイン同様、マツダのブランド哲学「走る歓び」を呼び起こす新しい建物内の環境を作り出すことを目指したという。
さらに、日本のマツダ独自の文化に敬意を表して、「Caffe Three Waves」と命名された無料のコーヒーショップを、ビルの8階に開設。抽出方法には、「京都式」と呼ばれるコールドブリュー技術を導入している。