スパ・フランコルシャン24時間レースの決勝が7月29~30日に開催され、4メーカー4台のトップ4が最後まで同一周回で走るなか、アウディ「R8 LMS」が優勝を飾った。SUPER GTの強豪「GOODSMILE RACING & Team UKYO」に小林可夢偉を加えた布陣は苦難の連続、完走はならなかった。
そして今回は、SUPER GTのGT300クラスで上位を賑わせる“初音ミク陣営”、GOODSMILE RACING & Team UKYOの参戦が日本勢最大の話題であった。片山右京監督がチームを指揮、ドライバーはGT300チャンピオン経験者の谷口信輝&片岡龍也、そしてマシンはスパ特別仕様の初音ミクカラーを纏った#00 メルセデスAMG GT3。そこに小林可夢偉が加わる豪華布陣での参戦だ。
今回のスパ24時間、優勝したアウディには5位と6位にもトップ同一周回で走りきったマシンがあり、トップ10に計4台を送り込んだ。Audi Sport カスタマーレーシング代表のクリス・レインケは「素晴らしいパフォーマンスを発揮したチームとドライバーに心からの祝辞を贈りたい。今年のスパ24時間はステファン・ラテルのオーガナイズ等々による絶妙な実力均衡策も実り、これまでになく過酷な展開となった。どのチームも実力が拮抗して、優勝への道は全てのチームにとって過酷なものであった。今週末のレースはGT3レースの見どころをあますところなく伝える、素晴らしいものだったと思う」と語っている。