日野自動車は7月28日、6月および2017年上半期(1~6月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表した。
●海外生産が15か月ぶりのマイナス 6月
6月のグローバル生産台数は前年同月比5.9%減の1万5203台で、2か月連続のマイナスとなった。国内生産は同4.1%減の1万2731台で2か月連続のマイナス。海外生産もアジアで減少し、同14.4%減の2472台で、15か月ぶりのマイナスとなった。
国内販売は同4.0%減の5526台と3か月連続のマイナス。普通トラック市場のシェアは35.6%で、前年同月から2.5ポイントダウンした。
輸出は、中南米、アジア、中近東、アフリカに向けた輸出が減少し、同9.0%減の5767台と、9か月連続で前年同月実績を下回った。
●普通トラック市場シェア、0.7ポイントアップで39.0% 2017年上半期
2017年上半期の世界生産台数は、前年同期比6.5%増の9万2036台で2年ぶりのプラスとなった。国内生産は同3.2%増の7万3384台と5年ぶりのプラス。海外生産もアジアで増加し、同22.0%増の1万8652台と、8年連続で前年を上回った。
国内販売は同7.5%増の3万3506台と6年連続のプラス。普通トラックの販売も同8.3%増と、6年連続で前年同期実績を上回った。普通トラック市場に占めるシェアは、0.7ポイントアップで39.0%となった。
輸出は北米、中近東、アフリカ向けが減少し、同4.4%減の3万5071台と、5年連続でマイナスとなった。