東武鉄道スカイツリーライン高架化で施行協定締結…2024年度完成目指す

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高架化により改築される、とうきょうスカイツリー駅の横断面イメージ。ホームが増える。
  • 高架化により改築される、とうきょうスカイツリー駅の横断面イメージ。ホームが増える。
  • 伊勢崎線第2号踏切の現在の様子(左)と高架化完了後のイメージ(右)。

東武鉄道は7月7日、東京都墨田区内で計画されている伊勢崎線(東武スカイツリーライン)とうきょうスカイツリー駅付近の連続立体交差事業(連立事業)について、墨田区との施行協定を締結した。2024年度の完成を目指す。

この連立事業は、東京スカイツリータウンの北側を通る線路を高架化するもの。事業主体は墨田区で、6月1日に事業認可を受けた。事業区間は押上二丁目付近から向島一丁目付近までの約0.9km。とうきょうスカイツリー駅も線路の高架化により改築され、ホームが今より一つ増えて2面3線になる。

事業費は約315億円で、このうち約80億円を東武鉄道が負担。残りの約235億円は国と東京都、墨田区が負担する。事業期間は本年度から2024年度まで。

この事業が完了すると、桜橋通りの踏切1カ所(伊勢崎線第2号踏切)が解消される。東武鉄道は「鉄道により分断されていた市街地を一体化することによって総合的なまちづくりを図る」としている。

《草町義和》

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