【レッドブル・エアレース千葉】ダグラス DC-3 と 零戦 の展示飛行やアクロバット飛行と、興味深いイベントが続々

航空 エンタメ・イベント
乾いた柔らかいエンジン音を伴い、目の前を通り過ぎていく零式艦上戦闘機
  • 乾いた柔らかいエンジン音を伴い、目の前を通り過ぎていく零式艦上戦闘機
  • 「零戦がエアレースに?」と思わせるようなカットも撮れた
  • 会場側からだと逆光となり、鮮明さがイマイチなのが残念
  • 優雅さも感じさせたブライトマンのダグラス「DC-3」
  • 主翼の造形がとても美しいDC-3
  • 横から見る姿とはまったく異なる表情を見せる正面からのDC-3
  • スカイツリーとDC-3
  • DC-3が登場する前にはアクロバット飛行も披露された

今年のレッドブル・エアレース千葉大会では、今までにない見所があった。それは、レースの合間に様々な展示飛行が行われていることだ。そこに登場したのが、70年以上も前に製造されたダグラス「DC-3」や、かつて日本軍の主力艦上戦闘機だった「零式艦上戦闘機」だ。

ダグラスDC-3は、エアレースのチーム/選手のスポンサーでもある時計メーカーのブライトリングが所有する機材で、製造は1940年というから実に77年前の機体ということになる。

DC-3は3日、可能な限り低めに飛んで来場者にその姿を披露。ゆったりとし飛行する姿は優美というかエレガントさも伝えてくる感じだった。DC-3は決勝レースが行われる4日も仙台空港から飛来し、エレガントな飛行で来場者を再び魅了してくれそうだ。

そして、もう一つのスペシャルな企画が「零戦」こと零式艦上戦闘機の展示飛行だ。零戦はレプリカの除けば世界4機しかない“貴重品”で、そのうちの1機を日本人が所有。新たにライセンスを取得した日本人パイロットが「零戦里帰りプロジェクト」の一環として3日の展示飛行を行った。

零戦はスカイツリーの方角から千葉方面へと飛来し、独特のエンジンフードの造りにより遠目にもすぐにその存在に気付くことができた。残念ながら脚は出っぱなしのテスト飛行となってしまったが、それでも2週目には機体を左右に振るなどして存在感をアピール。エンジン音は乾いたサウンドながらどこか柔らかい心地よさ。目の前を通り過ぎる頃にはその音がピークとなり、その響きに思わず拍手を送りたくなる気分となった。

DC-3や零戦の展示飛行は決勝が行われる4日にも開催予定となっているが、天候等の理由により、スケジュールは変更される可能性もあるので、主催者のホームページで確認することオススメする。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集