踏切ですれ違う際に脱輪したクルマ、通過列車と衝突

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30日午後2時40分ごろ、奈良県桜井市内にあるJR桜井線の踏切で、踏切内に立ち往生していた乗用車と、通過中の普通列車が衝突する事故が起きた。クルマは中破したが、乗っていた4人は衝突前に車外へ脱出しており、人的な被害は無かった。

奈良県警・桜井署によると、現場は桜井市金屋付近(三輪~桜井駅間)の踏切で、警報機と遮断機が設置されている。乗用車は踏切内で脱輪して立ち往生していたところ、通過した下り普通列車(奈良発/桜井行き、2両編成)と衝突した。

クルマは軌道外に押し出され、近くの用水路に転落して中破したが、運転していた大阪府大阪市内に在住する60歳の女性と、同乗者3人は衝突前に車外に脱出していてケガはなかった。列車の乗客乗員約30人も無事だった。

現場は幅員の狭い踏切。聴取に対して運転者の女性は「対向車とすれ違う際に脱輪した」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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