人とくるまのテクノロジー展2017横浜(24~26日)では、JSAE=自動車技術会創立70周年の特別企画展示を行った。
会場のパシフィコ横浜1階コンコースには、1950年代以降に生産された日本の自動車を展示しながら、日本車を取り巻く環境、日本車の進化の変遷を紹介し、クルマが何を求められ、それに対して技術はどう応えたかを紹介する展示スペースが設けられた。
日本のモータリゼーションの黎明期1950年代1960年代にかけて、とにかく多くの人にクルマとともにより便利で快適な暮らしを、と普及を目指した時代から、1970年代の高まる公害問題に対するクルマの排出ガスや燃費対策。そして1980年代になりより、高級で高性能なクルマが求められる時代、1990年代に入って高められた安全性、さらにそれ以降の先進環境技術の発展など、9台の実車の展示とともに紹介された。
今までの日本の自動車技術の変遷を振り返りながら、それぞれのクルマとの思い出に思いを馳せる来場者など、多くの人がこの展示の前で足を止め写真を撮る姿が見られた。