小金井市の乗合バス衝突事故の調査結果、「異常を感じたら躊躇なく停止」を指導へ

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東京都小金井市で発生した乗合バスの衝突事故
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国土交通省は、1月7日に東京都小金井市で発生した乗合バスの衝突事故について事業用自動車事故調査委員会の調査報告書を公表した。

事故は、東京都小金井市の都道134号線で、回送運行中の乗合バスが片側1車線の道路を走行中、車道を斜めに横切り右側の歩道に乗り上げてコンクリート製土留めに衝突、さらに歩道のガードパイプに接触しながら進み、交差点の信号柱をなぎ倒したあと進路を左方向に変え、道路左側の歩道を乗り越えてアパートに衝突した。事故による死傷者はなかったが、運転者は検査のため病院に搬送された。

事故調査の結果、乗合バスの運転者が、意識を失ってけいれん発作を起こし、無意識にアクセルペダルを踏み込んだことにより発生したものと推定。運転者の症状は、機会発作によるものと認められ、けいれん発作が起きる前の体調異常を感じた時点で運転者が運転を中止していれば、事故の発生を回避できた可能性があるとしている。

委員会では、再発防止策として事業者は、運転者に対し身体の異常を少しでも感じた場合、運行中止や遅延を躊躇することなく、速やかに周囲の安全に配慮した上で車両を停止させ、運行管理者に状況を報告して指示を受けるよう継続的に指導する必要があると指摘。

また、事業者は、日頃から点呼で疾病などの状況を報告させたり、病気の前兆の把握に努め、運転者から気軽に相談できる環境づくりすることも重要としている。

国土交通省などの関係者は、運転者の体調急変時、車両が自動的に安全に停止して事故を未然に防ぐ、ドライバー異常時対応システム等の開発・普及に取り組む必要があると指摘している。
《レスポンス編集部》

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