横断者をひき逃げ、高齢のタクシー運転者を逮捕…「人には当たっていない」など供述

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沖縄県沖縄市内の国道330号で発生したタクシーによる重傷ひき逃げ事件について、沖縄県警は22日、同市内に在住する75歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。容疑を否認しているという。

沖縄県警・沖縄署によると、問題の事故は2017年5月21日の午後10時25分ごろ発生している。沖縄市安慶田付近の国道330号(片側2車線の直線区間、横断歩道や信号機なし)で、徒歩で道路を横断していた77歳の女性に対し、交差進行してきたタクシーが衝突。女性は頭部強打などの重傷を負ったが、タクシーは止まらずに逃走した。

警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃情報からタクシー会社を特定し、事故が起きた時間に走行していた車両をすべてチェックしたところ、ボンネットに打撃痕のある車両を発見。このクルマを運転していた75歳の男が容疑に関与したと判断し、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「何かにぶつかったような気はしたが、人には当たっていない」などと供述。ひき逃げへの関与を否認しているという。警察では事故発生の経緯をさらに詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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