警察庁が発表した2016年の30日以内の交通事故死者数は、前年より177人マイナスの4682人となり、3年連続で5000人を割り込んだ。
30日以内の交通事故死者数は、交通事故発生から30日以内に死亡が確認された人数。
2016年の24時間死者数(事故発生から24時間以内に死亡した人数)は前年より213人減少して3904人と、4000人を割り込んだ。しかし、24時間経過後、30日以内に死亡した人数は36人増えて778人と2年連続で増加した。
30日以内の死者数の年齢別の内訳で最も多かったのは80~84歳で611人、次いで75~79歳で564人、85歳以上の556人、70~74歳の459人と続き、依然として高齢者比率が高い。
状態別では、歩行中の比率が前年より2.3ポイントダウンの35.0%、自動車乗車中が1.6ポイントアップの32.4%となっている。
負傷者数は前年より4万7170人減って61万8853人で、このうち重傷者数は1603人マイナスの3万7356人だった。