中国汽車工業協会は4月21日、3月の中国における新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、254万2900台。前年同月比は4%増と、13か月連続で前年実績を上回った。
中国政府は2015年9月下旬から、排気量1.6リットル以下の小型車に対する自動車取得税の減税を開始。この効果で、新車販売の好調が続いてきた。しかし、この減税は2017年1月から、減税の幅が縮小。その影響もあり、3月の前年同月比は4%増と伸び率が鈍化する。
3月実績の254万2900台のうち、乗用車は209万6300台。前年同月比は1.7%増と、市場全体の4%に対して、低い伸び率にとどまった。
中国の2016年の新車販売は、商用車と輸出を含めて、前年比13.7%増の2802万8200台と過去最高。4年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り8年連続で世界一に立った。2017年第1四半期(1~3月)は、前年同期比7%増の700万2000台を販売している。