2017年の全日本ロードレース選手権の第2戦「NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース」のJSBクラス決勝が行われ、高橋巧(MuSASHI RT HARC-PRO.HONDA)が優勝を果たした。鈴鹿200kmのセミ耐久レースとなっている今回は、鈴鹿8耐と同じくライダーがバイクに駆け寄ってエンジンを始動しスタートするルマン式でレースがスタート。4番グリッドの渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)が好スタートを決め、高橋巧(MuSASHI RT HARC-PRO.HONDA)、山口辰也(Honda Dream Racing)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)と続いた。しかし、1周目から波乱の展開となり、久しぶりの全日本復帰となった清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING)が西ストレートで転倒。安全確保のためセーフティカーが導入された。そして、レース再開に向け隊列走行が組まれていた3周目、中須賀が日立オートモティブシステムズシケインを立ち上がったところで突然の転倒。ピットに戻って再スタートを試みるも、優勝争いからは脱落。6連覇を目指す絶対王者がいきなりの脱落ということで、サーキットは騒然となった。セーフティカーが解除され、レースが再開されると、今季から新型「CBR1000RR」を駆る高橋がトップに浮上。そのまま後続との差を広げていく安定した走りを見せ、結局13秒の大差を付けトップチェッカーを受けた。2位には津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)、3位には藤田拓哉(YAMALUBE RACING TEAM)が続いた。JSB1000決勝結果1.高橋巧(MuSASHI RT HARC-PRO.HONDA)2.津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)3.藤田拓哉(YAMALUBE RACING TEAM)4.山口辰也(Honda Dream Racing)5.渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)6.濱原颯道(ヨシムラスズキMOTUL7.秋吉耕佑(au&テルル・KoharaRT)8.酒井大作(BMW Motorrad39)9.中富伸一(HiTMAN RC甲子園ヤマハ)10.生形秀之(エスパルス ドリームレーシング)