世界有数の電池メーカーで、自動車事業も手がける中国のBYDは3月29日、2016年通期(1~12月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は1002億0770万元(約1兆6195億円)。前年の776億1198万元に対して、29%増と、大きく増えた。
また、2016年通期の純利益は、50億5215万元(約816億円)。前年の28億2344万元に対して、79%の大幅な増益となっている。
大幅な増益となった大きな要因が、新車販売の好調。自動車部門のBYDオート(比亜迪汽車)が、中国政府の補助金によって、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)の販売を伸ばした。
2016年のBYDオートの中国における電動車両の販売台数は、およそ9万6000台。中国電動車市場において、シェア1位に君臨している。