“初音ミク”&小林可夢偉、7月のスパ・フランコルシャン24時間レースに参戦

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“初音ミク メルセデス”が海外の大舞台に飛躍する。
  • “初音ミク メルセデス”が海外の大舞台に飛躍する。
  • 今季は新たな活動展開を見せている小林可夢偉。
  • 片岡龍也(左)と谷口信輝(右)はGT300を代表する強力コンビ。
  • 片岡龍也(左)と谷口信輝(右)はGT300を代表する強力コンビ。
  • GT300クラスを戦う“初音ミク メルセデス”。
  • GT300クラスを戦う“初音ミク メルセデス”。

4月2日、SUPER GT/GT300クラスの強豪「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」は、今年7月27~30日に開催される「スパ・フランコルシャン24時間レース」(ベルギー)に「GOODSMILE HATSUNEMIKU AMG」で参戦すると発表した。ドライバーには小林可夢偉が加わる。

初音ミクGTプロジェクトのSUPER GT参戦10周年の節目を飾るために、海外ビッグレース挑戦が企図された。スパ24時間レースは、GT300クラスと同じくGT3規定マシンが主役の欧州トップシリーズ「ブランパンGT」の一戦であり、陣営は今季のGT300と同じくメルセデスAMG GT3での参戦を予定(スパではピレリ・タイヤを装着)。

エントラント代表は株式会社グッドスマイルカンパニー代表取締役の安藝貴範氏、チーム監督は元F1ドライバーの片山右京(TeamUKYO代表)であるなど、参戦体制面はGT300とほぼ同様になるとのこと。ドライバーはGT300を戦うチャンピオン獲得経験コンビ、おなじみの谷口信輝&片岡龍也に小林可夢偉(グッドスマイル・サポーテッド・ドライバー)が加わる強力3名布陣だ。

小林可夢偉のコメント
「グッドスマイルレーシングの世界進出、おめでとうございます。その記念すべきレースにドライバーの一員として参加できるのは大変光栄です。グッドスマイルカンパニー様には2010年の半ばからサポートしていただいていますが、これまではイベント等には参加できてもレースに出ることはできなかったので、オファーを頂戴した時は『出ます!』と即答しました」

「(F1やWECでも走っている)スパは大好きなコースですし、最近は耐久レースの戦い方も(WEC参戦を通じて)わかってきたので、チームに貢献できることも多いと思います。このチームでずっとペアを組んでいる谷口選手、片岡選手ともうまく連携して、チームが表彰台に立てるようベストを尽くします。応援よろしくお願いいたします」

陣営は「この大舞台でアジアのプライベートチームとして初優勝を目指します」と目標を掲げ、注目されるマシンのカラーリングについては「スパ独自のカラーリングを施す特別仕様になります」としている。

可夢偉は今季もスーパーフォーミュラとWECにシリーズ参戦する傍ら、SUPER GTの鈴鹿1000km(8月)にもGT500クラスの「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」からスポット参戦することが決まっており、その活動が一層多角的になってきている。特に夏場は、7月のスパ24時間、8月の鈴鹿1000kmと、耐久色の強いレースへの新規参戦が相次ぐかたちになり、継続的な注目を集めそうだ。

実力と話題性を兼ね備えた初音ミク陣営に可夢偉が加わってのスパ24時間レース参戦には、モータースポーツ以外の側面からも熱い視線が注がれることになるだろう。

《遠藤俊幸》

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