【CareTEX2017】介護用ロボットのRT.ワークス、開発中のロボットウォーカーを披露…屋内移動をサポート

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RT.ワークスが披露した「屋内型ロボットウォーカー」
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介護関連の製品を集めた展示会「CareTEX2017」(3月15~17日、東京ビッグサイト)で、生活支援ロボットを手がけるRT.ワークス(本社・大阪市東成区)は開発中の電動アシスト歩行器「屋内型ロボットウォーカー」を披露した。これから利用者などの意見を聞いて市販していくという。

同社は家電メーカーである船井電機の介護ロボット部門が分離独立して2014年に設立された会社で、社員20人の大半が船井電機出身者。翌2015年に第1号となるロボットアシストウォーカー「RT.1」を23万円で発売した。

それはハンドルに手を添えて歩くだけで簡単に操作でき、各種センサーが路面の状況、歩く速度、荷物の重さなどを検知し、歩行を安全に導くというもの。上り坂ではパワーアシストが機能し、下り坂では自動減速する。GPSも搭載され、みまもり機能や緊急通知機能、ヘルスケア機能が備わっていた。

2016年には「RT.2」を発売。その特徴は1号機の基本性能はそのままに、GPSを除き、つくりをシンプルにして価格を約半分の11万8000円に抑えたこと。しかも介護保険適用となったことで、月額700~800円でレンタルできるようになった。

そして、今回披露した第3号は屋内専用機。「高齢者の屋内移動と立ち座りをサポートするロボットで、ベッドからひとりで立ち上がってトイレに座るまでの一連の動作を一つの機械でできるようにしました」と同社関係者は説明する。

ハンドルはボタンを押せば上下し、身体の重心が前方にいって歩きやすくなるように少し前方が低くなっている。また、家の中で扱いやすいように小回りがきくようにした。もちろん、速度が出すぎたり、急加速などの危険を察知したら、電動アシスト機能が自動で減速するようになっている。

高齢者の場合、家の中で転倒するケースが多く、なかにはそのまま車椅子生活や寝たきりになってしまうことがある。その結果、痴呆症になったり、死期を早めてしまうことも少なくない。このロボットの開発にはそんなことにならないでほしいという思いが込められている。

もしこのロボットを使用中に転倒した場合、IOT技術により、その情報をメールで離れたところにいる家族に知らせることもできる。1号機と同じように、みまもり機能や緊急通知機能が備わっているのだ。

「超高齢化社会が進む日本では、屋内で使えるこのようなロボットの必要性がどんどん高まっていくと思う。発売時期は今のところ未定ですが、利用者などの意見を聞いて、時期や価格を決めていこうと考えています。これからも寝たきりにならないためのロボットを開発していく予定です」と同社関係者は3号機を指さしながら熱く語っていた。
《山田清志》

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