伊豆箱根鉄道、駿豆線「サイクルトレイン」本格実施 4月1日

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駿豆線で行われている「サイクルトレイン」の実証実験は4月から本格運用に移行。土曜・休日は自転車を持ち込める時間帯が拡大する。
  • 駿豆線で行われている「サイクルトレイン」の実証実験は4月から本格運用に移行。土曜・休日は自転車を持ち込める時間帯が拡大する。
  • サイクルトレインの制度は地方の鉄道路線を中心に導入されている。写真は養老鉄道のサイクルトレインの様子。

三島(静岡県三島市)~修善寺(伊豆市)間19.8kmの駿豆線で「サイクルトレイン」の実証実験を行っている伊豆箱根鉄道は、4月1日から本格運用に移行する。土曜・休日は自転車を列車内に持ち込める時間帯を拡大する。

サイクルトレインは、自転車をそのままの状態で車内に持ち込むことができる列車。日本では近年、地方の鉄道路線を中心にサイクルトレインの制度を導入するところが増えている。

伊豆箱根鉄道は2016年12月から、駿豆線でサイクルトレインの実証実験を開始。沿線には日本サイクルスポーツセンターがあり、地域全体で自転車を中心とした街づくりの取り組みが行われているという。

発表によると、サイクルトレインの本格運用は4月1日から開始。平日は下りが三島発9時~14時53分、上りが修善寺発9時02分~14時58分の列車に自転車を持ち込める。土曜・休日は自転車の持ち込みが可能な時間帯を拡大。下りは三島発7時11分~17時49分、上りは修善寺発7時05分~17時55分の間で利用できる。

自転車を持ち込める駅や台数は実証実験と同じ。三島広小路・原木・牧之郷の各駅を除く10駅で実施され、1列車につき計6台まで自転車を載せることができる。特急『踊り子』はサイクルトレインの対象外となる。

《草町義和》

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