子どもの家庭学習の時間、共働き世帯と専業主婦世帯で差がない

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公文教育研究会による「家庭学習についての実態調査」
  • 公文教育研究会による「家庭学習についての実態調査」
  • 家庭学習が「うまくいっている」と感じている割合と「とても悩んでいる」と感じている割合
  • 家庭学習で母親が意識的に行っていること(上位12項目)
  • 子どもが学習に熱心になったきっかけ
 共働き世帯、専業主婦世帯に関係なく、小学1~3年生が家庭学習に取り組む1日の時間は「約36分」週平均「約5.9日」であることが、公文教育研究会の調査からわかった。家庭学習が「うまくいっている」「悩んでいる」と感じる割合にも、世帯形態による差はみられなかった。

 「家庭学習についての実態調査」の対象は、末子が小学1~3年生の子を持つ世帯の母親1,200人。2016年11月5日から8日まで、インターネット調査にて行われた。

 家庭学習に取り組む1日の時間は、共働き世帯が「36.8分」、専業主婦世帯が「36.4分」と、ほぼ変わらない結果となった。毎週の学習日数についても同様で、共働きが「5.9日」、専業主婦が「6.0日」だった。家庭学習で取り組んでいるのは「学校の宿題」が94.3%、「通信教育の課題」28.1%、「(ドリルや問題種など)両親が与える課題」22.0%など。

 家庭学習が「うまくいっている」「どちらかといえば、うまくいっている」と感じている割合は共働き、専業主婦に関係なくいずれも約72%。「とても悩んでいる」「少し悩んでいる」とした割合についても、いずれも41.6%と、共働き・専業の世帯形態による差はなかった。なお、何を持って「うまくいっている状態」と考えるかを尋ねると、「子どもが自ら進んで家庭学習ができる」がトップで、ついで「子どもが日々決められた学習量をこなすことができる」があげられた。

 家庭学習で母親が意識的に行っていることでは、子どもの「得意・不得意を把握する」「宿題を把握している」が上位となった。そのほか「鉛筆の動きや文字の状態を確認している」「学習をする場所は目が行き届く場所にする」「子どもから質問を受けた時はすぐに見る」など、上位12項目のほとんどで専業主婦が共働きを上回る結果となったが、「怒るよりほめることを大切にしている」という項目だけは共働きの方が多かった。

 全体の54.9%が、半年以内に子どもが「前よりも家庭学習に熱心になった」「どちらかといえば、前より熱心になった」と回答。そのきっかけについては、「自力で課題を解けるようになったから」29.4%、「成績がよくなったから」20.2%、「学校の先生の影響」18.4%、「勉強の面白さを覚えたから」16.6%があがっていた。特に小学1年生では、「自力で課題を解けるようになったから」34.5%、「勉強の面白さを覚えたから」20.6%。小学校に入学して「自分でできた」「学ぶのが楽しい」という喜びが、学ぶモチベーションになっているようだ。

 フリーアンサーで回答してもらった「子どもを習慣的に勉強に向かわせるために工夫していること」で子どもにかけた言葉を分類したところ、「ほめる」言葉かけをするが26.9%、「自覚を促す」言葉かけをする26.7%という結果に。

 ごほうびに関しては「お菓子やデザートを与える」18.3%、「ゲームやテレビをする自由時間を与える」13.3%、「一緒に過ごす時間、スキンシップをとる」12.3%といった回答が上位だった。一方で、「(目的を見失うので)特にごほうびは与えない」が15.5%を占めた。

 罰則を設けるかどうかについては、「ゲームやテレビの時間の短縮や禁止」34.6%に続いて、「特に罰則を設けない」31.7%となった。

 KUMONのWebサイトでは、「KUMON now!」にて「家庭学習についての実態調査」をもとに3回シリーズのレポートを掲載する。2月28日現在は、第1回「子どもが学習に前向きになるきっかけとは?」が公開されている。

子どもの家庭学習の時間、共働き・専業に家庭差なし…悩む割合も同じ

《黄金崎綾乃》

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