【キャンピングカーショー2017】いすゞと二人三脚でエルフベースのキャンピングカーを開発・販売…日本特種ボディー

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日本特種ボディーが披露した『エルフ』2トン車をベースにしたキャンピングカー
  • 日本特種ボディーが披露した『エルフ』2トン車をベースにしたキャンピングカー
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  • キャンピングカーの内部
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トラックをベースにしたキャンピングカーをつくる会社は日本では少ないが、日本特種ボディー(本社・埼玉県越谷市)はいすゞ自動車の小型トラック『エルフ』をベースにキャンピングカーを製作。今回、2トン車ベースのものを初披露した。

なかは非常に広々としており、テーブルやベンチシートはもちろんのこと、キッチン、冷蔵庫、シューズボックス、マルチルームなどが備わっている。エアコンはいすゞ純正車載専用の「アイクール」を搭載し、エンジンを止めた状態でも冷房が行える。

また、ベンチシートを倒せば、フラットなベッドになり、そのほかバンクベッドやリアシングルベッドもある。4人でも快適に寝ることができる広さだ。そして、屋根にはソーラーパネルがあり、サブバッテリーと組み合わせることで、発電機や外部電源を使わなくても、クーラーを約23時間連続運転することができる。

ただ気になるのは、乗り心地だ。一般的にトラックベースだと、乗り心地が悪いと言われている。「その辺は心配ありません。いすゞに専用の足回りとシャーシーを開発してもらい、後輪がダブルタイヤなので、ほとんど乗用車に乗っている感覚と変わりません」と蜂谷愼吾社長は太鼓判を押す。

特にシャシーについては、「びぃーかむ」という名前がつくほどで、いすゞがキャンピングカーのためだけに開発した自信作だという。そのため、今回披露したキャンピングカーはいすゞのメーカー補償対象車になっている。

もちろん、いすゞができあがったものをチェックしているそうで、日本特種ボディーのキャンピングカーはいすゞと二人三脚でつくっていると言っていいかもしれない。

「非常に凝ったつくりをしているので手間がかかり、月に3~4台しか製作できず、現在1年待ちといった状態になっています」と蜂谷社長は話す。そして、気になる価格だが2トン車ベースのものが約1300万円、1.5トン車ベースのものが約1000万円となっている。

《山田清志》

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