1月28日午前4時40分ごろ、群馬県高崎市内の県道で、検問を突破した乗用車が前走していた軽乗用車に追突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の2人が重軽傷。乗用車の運転者は車両を放置して逃走したが、警察は後に40歳の男を逮捕している。
群馬県警・高崎署によると、現場は高崎市高松町付近で片側2車線の緩やかなカーブ。乗用車は付近で行なわれていた飲酒検問を突破。追跡するパトカーから逃走していたところ、前走していた軽乗用車に追突した。
軽乗用車は横転中破。運転していた48歳の男性が骨折などの重傷。同乗者1人が顔面を打撲するなどの軽傷を負ったが、乗用車を運転していた男は車両を放置して逃走した。同署が周辺捜索を行ったところ、事故から約40分後に不審な行動をしていた埼玉県上里町内に在住する40歳の男を発見。この男がクルマを運転していたものと判断し、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
男からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出しており、聴取に対しては「事故を起こしたことは間違いない。警察への通報が後回しになっただけで、逃げたわけではない」などと供述しているようだ。警察では自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑でも調べを進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。