フィアット欧州販売、3年連続で増加…14%増の99万台 2016年

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イタリアの自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は1月中旬、2016年の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は99万2712台。前年比は14.1%増と、3年連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、主力のフィアットが前年比13.6%増の74万6126台と、3年連続で増加。『500』シリーズと『パンダ』が、販売を牽引。フィアットブランドが欧州Aセグメントで29.4%のシェアを確保し、引き続き市場シェア1位となった。2016年実績は、『パンダ』が19万1000台、『500』が18万5000台。『500L』が8万1000台。SUVの『500X』も10万7000台と好調。

また、ランチア/クライスラーは、前年比9%増の6万7225台と、プラスに転じた。アルファロメオは6万6172台を販売。前年比は16.5%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。

ジープブランドは、前年比19%増の10万4978台と、10万台の大台に乗せた。これは新型コンパクトSUV、『レネゲード』投入の効果が大きい。

国別の販売実績では、地元イタリアとスペインが好調。2016年実績の前年比は、イタリアが18.5%増、スペインが26.8%増。フランスも13.2%増、ドイツも8.5%増と伸びた。

また、高級スポーツカーのマセラティは2015年、欧州で合計7900台以上を売り上げた。前年比は29.8%増と伸びている。

《森脇稔》

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