モリタ宮田工業は、小規模福祉施設でスプリンクラー設備の代替品として設置できるパッケージ型自動消火設備II型「スプリネックス ミニ」に準不燃未満の壁材対応モデル「CPW13094」を追加し、1月20日より発売する。
建物火災での犠牲者の6割以上は逃げ遅れによるもので、その半数以上が高齢者だ。社会福祉施設で死傷者を伴う火災が多発したことを受けて消防法が改正され、2015年4月より、施設の規模に関わらず、介助がなければ避難ができない高齢者・障害者が多く入居する施設のスプリンクラー設備の設置が義務化された。既存の建物で2018年3月末までに設置する必要がある。
スプリネックス ミニは、これまで28年間福祉施設や病院等で2718件の導入実績を持つスプリネックスを、コンパクトに設計した自動消火設備。大がかりな配管工事が不要なため、設置施設に負担が少なくまた、優れた感知性能と高い消火性能を持つ。
同社は2016年4月より3機種の販売を開始してきたが、今回、新たに木質材料など準不燃未満の壁材に対応した「CPW13094」をラインアップに追加。様々な建築条件や設置パターンに合わせて、4機種から選択することが可能となった。
また同時に、本体を屋外へ設置し複数の部屋をカバーできる「スプリネックス ミドル」をラインアップに追加。施設の規模と建築条件に合わせてより柔軟に対応が可能となる。