ドゥカティ、年間5万5451台を販売…ムルティストラーダ や ハイパーモタード がヒット 2016年

モーターサイクル 企業動向
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ドゥカティジャパンは1月17日、『ドゥカティ・モーター・ホールディング』の2016年世界販売台数が5万5451台であったことを明らかにした。

前年比1.2%増し(2015年:5万4809台)で、ドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリ氏は次のようにコメントしている。

「90周年という節目の年に販売記録を更新できたことは、私たちにとって大きな誇りであり、大変満足しています。そして、2016年まで7年連続で成長を記録できたことは、ドゥカティ・グループの事業戦略とスキルが健全なものであることを明確に示しています」(クラウディオ・ドメニカーリ氏)

業績の伸びを牽引したのは、2016年にデビューした新機種たち。まず『ムルティストラーダ・ファミリー』は前年比16%増しの売上げで、フルモデルチェンジを果たした『ハイパーモタード』も15%アップと好調だった。『X ディアベル』も販売台数5200台を数えている。

さらに、2年目の『スクランブラー・ブランド』も販売台数1万5500台以上を記録し、世界的な成功を収めた。

ドゥカティ・モーター・ホールディング・グローバル・セールス&マーケティング・ディレクターのアンドレア・ブッツォーニ氏はこう言う。

「イタリア市場では販売台数が大幅に増加しました。2016年は20%の成長、2015、2016年の2年間では84%という素晴らしい成長を示したイタリア市場は、ドイツを抜いて、米国に次ぐ2番目に重要な市場となりました」

最大の市場はアメリカで、販売台数は8787台。ヨーロッパでのセールスも右肩上がりで、イタリア(20%増)、スペイン(38%増)、ドイツ(8%増)と、成長著しい。

驚くのは中国での前年比120%増、アルゼンチンでの219%増という傑出した販売実績だ。ブラジルも36%増を記録していて、これらの国では今後も大型バイク市場の急成長が見込める。

なお、日本は前年比1.1%増で、7年連続前年比アップを果たした。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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