7日午後1時40分ごろ、東京都目黒区内の都道で乗用車が約300mに渡って暴走。クルマ6台に次々と衝突した後、道路沿いの駐車場に突っ込む事故が起きた。この事故で5人が負傷。警察は運転していた37歳の男を逮捕している。
警視庁・目黒署によると、現場は目黒区目黒2丁目付近で片側2車線の緩やかなカーブ。乗用車は環状6号線(山手通り)の内回りを南進していたが、右折レーンを直進して第2車線を走行していたクルマと接触。この直後から暴走を開始し、同方向に進行していたクルマ4台とさらに衝突。対向車線側に逸脱して1台と衝突し、道路右側にあるマンション敷地内の駐車場に突っ込んで停止した。
この事故で6台のクルマが損壊。5人が打撲などの軽傷を負った。暴走車を運転していた37歳の男は意識が朦朧とした状態だったが、目立つ外傷はなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。
聴取に対して男は「事故のことはよく覚えていない」などと供述しており、警察では疾病原因などで運転中に意識を失った可能性を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。