国道で練習走行中の競輪選手をひき逃げ、トラック運転者を逮捕

自動車 社会 社会

5日午前5時ごろ、静岡県静岡市清水区内の国道150号を走行していた競輪選手が乗った自転車と、同方向に走行していた中型トラックが衝突する事故が起きた。競輪選手の男性が重傷を負ったが、トラックは逃走。警察は後に35歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

静岡県警・清水署によると、現場は静岡市清水区駒越南町付近で片側2車線の直線区間。競輪選手の28歳男性が乗るスポーツ用の自転車は誘導する乗用車に続く状態で走行。近くの交差点でUターンして折り返すため、第1車線から第2車線へ車線変更していたところ、後ろから同方向に進行してきた中型トラックにはねられた。

男性は頭部を強打し、一時は意識不明となる重傷を負ったが、トラックはそのまま逃走したことから警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場に落ちていた容疑車両とみられるトラックの部品や、近くに設置された防犯カメラ映像などから車両を特定し、同日午後に駿河区内に在住する35歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「何かに当たった気はしたが、それが人という認識はなかった」などと供述しているようだ。警察では誘導車を運転していた男性の父親からも事情を聞くなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV