エア・セルビア、初の女性機長が誕生…父親はJAT航空のエンジニア

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エア・セルビア、初の女性機長が誕生
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エア・セルビアは12月26日、セルビアのフラッグキャリア初の女性機長が誕生したと発表した。

女性機長の名前はヴェスナ・アレクシッチさん(36歳)。一児の母親でもある彼女はセルビアの首都ベオグラード生まれで、父親はエア・セルビアの前身であるJAT航空のエンジニアだった。機長への道のりは1999年のパイロット養成学校入学に始まり、飛行訓練では軽飛行機のセスナ172、セスナ310、パイパーPA-34を使用し、経験を積んだ。

アレクシッチさんは養成学校卒業後、まずモンテネグロ航空へ入社し、2007年から12年までフォッカー100の副操縦士として乗務した。12年には格安航空会社のウィズエアーに転職し、エアバスA320の副操縦士を務め、14年には機長に昇格した。

エア・セルビアによると、アレクシッチさんはA319、A320の機長を務めるとのこと。27日に故郷のベオグラードを出発して中東レバノンのベイルートへ向かう826便に機長として乗務し、母国の航空会社でのキャリアをスタートさせる。

《日下部みずき》

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