トヨタ自動車の欧州法人、トヨタモーターヨーロッパは11月9日、トルコ工場において、新型クロスオーバー車の『C-HR』の量産を開始したと発表した。
トヨタのトルコ生産子会社が、TMMT(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・トルコ)。トルコ北西部のサカリヤの工場では、『カローラ』と『バーソ』を組み立ててきた。
トヨタはこのTMMTに3億5000万ユーロを投資。製造ラインを改修し、C-HRの生産に備えてきた。C-HRはトヨタの8番目の欧州現地生産車。欧州では3番目のハイブリッド車の生産となり、トルコ工場では、初めてのハイブリッド車となる。
なお、ハイブリッドパワートレインのエンジンについては、英国で生産。トランスミッションは、ポーランドで生産する。トルコ工場製のC-HRは、欧州だけでなく、米国とカナダに輸出される計画。
トヨタモーターヨーロッパのヨハン・ファン・ゼイル社長兼CEOは、「C-HRはTMMTだけでなく、トヨタ全体にとって、非常に重要な製品。クロスオーバー車の市場は急成長しており、トヨタは満を持して、この市場に参入する」と述べている。