EVのテスラモーターズがソーラールーフを発表…3つの要素を統合

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米国テスラモーターズは現地時間28日、新たに「テスラソーラールーフ」と、2015年4月に発表した蓄電池「テスラパワーパック」と「テスラパワーウォール」のそれぞれ次世代バージョンを発表した。

ソーラールーフは、ガラスタイルと太陽電池で構成された屋根素材で、米ニューヨーク州バファローに新設される工場で2017年より生産開始の予定だ。ソーラールーフは様々な住宅に合わせてカスタマイズが可能。屋根のどの部分にソーラー技術を“隠しておくか”を選べる。テスラによると、ソーラールーフとパワーウォールとを組み合わせることで、家庭に必要な電力を100%再生可能エネルギーで供給することも可能だという。

パワーウォールは、ソーラーエネルギーの自家消費、緊急時用のバックアップ電源、負荷シフトや他の電力系統サービスの利用を可能にするためにデザインされた、充電式リチウムイオンバッテリーだ。「パワーウォール2」は、1基あたり14 kWhのリチウムイオンバッテリーパック、液冷式温度管理システム、統合型インバーターと、送電ソフトウェアで構成される。ユニットは屋内外を問わず、壁や床に取り付けられる。納品は2017年以降を予定しており、日本市場での価格は消費税込み61万7000円から。

パワーパックシステムは、バッテリー、パワーエレクトロニクス、温度管理とコントロールが統合されたソリューションだ。企業や電力会社における多様な使用方法に対応している。第2世代は9月から先行出荷を開始した。先代パワーパックの2倍のエネルギー密度を実現し、電力網の様々なレベルでよりシームレスに統合できるようになった。

テスラでは、気候変動への主要な対策として、持続可能なエネルギー発電、バッテリー、電気自動車の3つをあげる。いずれも既存の技術だが、テスラはこれらを組み合わせることにより、効果の向上をめざす。

Powerwall 2 & Solar Roof Launch from Tesla Motors on Vimeo.

《高木啓》

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