【新聞ウォッチ】マツダが富士スピードウェイで初イベント、約6000人が集合

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「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年9月26日付

●原油安長期化の様相、供給過剰続く、増産凍結難しく(読売・4面)

●富士山うっすら雪化粧(読売・37面)

●容疑者口座に百数十万円、マツダ同僚殺害、事件後に入金(読売・37面)

●「新幹線熱」全国で加速、北海道新幹線開業半年(朝日・2面)

●自動運転国際議論を主導、日独交通相が姿勢確認(産経・2面)

●栃木のラーメン初代王者、光の駅グルメ(東京・2面)

●超小型EV過疎化に商機、生活の足、観光にも(日経・13面)

ひとくちコメント

久しぶりの好天に恵まれた日曜日。富士山の山頂付近では「うっすら雪化粧しているのが見えた」と、きょう各紙が報じているが、その富士山の麓にある富士スピードウェイに通じる道路では、早朝からお馴染みのソウルレッドのマツダ『ロードスター』や『デミオ』などが幾台も連なって走るというこの地域では珍しい光景が見られた。

この日、富士スピードウェイでは「人とクルマの絆を、もっともっと深くする。」をテーマに「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」というマツダファン向けのイベントが開かれ、関東や東海地域などのマツダ車のユーザーを中心に約6000人が参加した。

マツダでは、より多くのユーザーにもっと身近に感じてもらうために、クルマづくりへのこだわりや造り手と直接触れ合える体験の場「Be a driver. Experience」を全国各地で展開しているが、富士スピードウェイの開催は今回が初めて。

「このイベントのために広島の本社からも総力上げて約150人もの開発・生産現場などのスタッフを送り込んだ」(藤原清志・マツダ専務執行役員)ほど力の入れようだった。

横に長い3階建てのピットビルでは、「モノづく体験」や「人馬一体講座」のほか、サーキットの走行同乗体験、レーシングドライバーや経営陣、開発リーダーらによるトークセッショなど、プログラムも盛りだくさんで、マツダの開発者や技術者との交流の場をはかる絶好の機会にもなっていた。

中でも、ファミリーに大人気だったのが、子供向けの「整備・塗装職業体験」。ピット内に仮設の整備工場を設け、ヘルメット姿に作業服を纏った子供たちが、実際にジャッキアップしたデミオなどの床底の足回りやエンジンルームなどを懐中電灯片手に工具を使って点検した。

塗装体験では、防護メガネに作業用エプロンを着用した子供たちがマツダ車をかたどった型紙の上をスプレーガンで好きな色を吹き付けるなど、まさに生産現場さながら。作業時間は約30分ほどだったが、終了後には、「キッズ整備士免許証」が授与され、約200人のちびっ子たちが貴重な体験をした。

また、サーキットでは、1991年にルマン24時間レースで優勝したマツダ「787B」などを寺田陽次郎さんらがデモンストレーション走行し、往年のモータースポーツファンを魅了するシーンも見られた。

自動車メーカー各社は、クルマ離れに歯止めをかけようと、試乗会のイベントなど様々な取り組みを行っているが、「整備・塗装」技術を将来のユーザーとなる可能性のある子供たちまで対象を広げてアピールする試みは珍しい。

《福田俊之》

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