警察の捜査車両衝突事故は居眠りが原因、運転の巡査を書類送検

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今年5月、福島県双葉町内の国道6号で警察の捜査車両が対向してきたトラックと衝突し、双方の5人が重軽傷を負った事故について、福島県警は16日、捜査車両を運転していた23歳の男性巡査を過失傷害容疑で書類送検した。

福島県警・双葉署によると、問題の事故は2016年5月26日の午前9時20分ごろ発生している。福島第一原子力発電所事故に伴う「帰還困難区域内」に指定された双葉町新山付近の国道6号(片側1車線の直線区間)を走行していた県警本部・災害対策課の捜査車両(ワゴン車)は斜行するようにして対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきた大型トラックと正面衝突した。

この事故で捜査車両は中破し、運転者を含む警官4人が骨折や打撲などの重軽傷。トラックを運転していた岩手県一関市内に在住する57歳の男性も打撲などの軽傷を負った。

運転していた23歳の男性巡査も頭部骨折などの重傷を負っていたが、その後の事情聴取で「居眠りをしていた」などと供述しており、警察では事故の状況からも「居眠り運転によって事故が発生した可能性が高い」と判断。巡査を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検した。

《石田真一》

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