ゼンリンは、車載ソフトウェアの開発・販売を行う米国Abalta Technologies社の株式75%取得し子会社化すると発表した。
Abalta社は、スマートフォン上のアプリを車載機器に表示したり、車載機器から操作を可能にするためのソフトウェア「WebLink」や、スマートフォンをゲートウェイとしてデータ通信を行うコネクティッドビークルを実現するために必要な環境「SmartLink」を提供。SmartLinkはスマートフォンを介して、通信で車載機器のソフトウェアや地図を更新することもできる。
また、車載インフォテイメント(IVI)システムにおける各種車載ソフトウェア開発キットや、地図を使用した位置情報に関するソフトウェア開発を手掛けており、今後成長が見込まれる新興国エリアに、柔軟性のあるソリューションを提供する開発力を持ち合わせている。
ゼンリンは、Abalta社の子会社化により、これまで国内外で培ったカーナビ向け地図データ整備やコンテンツ整備のノウハウに加え、車載ソフトウェアを組み合わせたソリューション提供により、海外事業を中心とした事業強化を目指す。