三菱ふそうトラック・バスは8月23日、ふそう『スーパーグレート』のオフセットファンシャフトプーリーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、ふそう スーパーグレート1車種で、2011年4月19日から2016年3月8日までに製造された1808台。
大型トラクタの冷却装置にて、ファンシャフトプーリーベアリングの選定が不適切なため、高速走行時にシャフトが傾き、プーリーベアリングの密閉性が低くなることがある。そのため、プーリー内のグリースが漏れ、潤滑不良でベアリングが異常摩耗で焼き付き、最悪の場合、ファンがラジエータに干渉して冷却水が漏れ、走行不能になるおそれがある。
改善措置として、全車両、対策品のベアリングを組込んだファンシャフトプーリーブラケット一式に交換する。 また、ファンベルト、ファン、ラジエータを点検し、今回の不具合による損傷が認められた部品は新品と交換する。
不具合は22件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発覚した。