容疑車両が放火された死亡ひき逃げ事件、運転者の男を逮捕

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昨年10月、大阪府大阪市生野区内の市道で死亡ひき逃げ事件を起こしたとして、大阪府警は15日、韓国籍を持ち、豊中市内に在住する53歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

大阪府警・交通捜査課によると、問題の事故は2015年10月31日の午後5時20分ごろ発生している。大阪市生野区巽南付近の市道(片側1車線の直線区間、横断歩道や信号機なし)で、自転車に乗って道路を横断していたとみられる52歳の男性に対し、左方向から交差進行してきた乗用車が衝突。男性は死亡したが、クルマは現場から逃走した。

事故を起こしたクルマは東大阪市内の路上で全焼した状態となって発見されたが、後の調べで盗難車ということが発覚。警察では運転者が放火して証拠隠滅を図ったものとして捜査を行っていたが、匿名の通報から今年7月に4人の男を器物損壊の容疑で逮捕。このうちの1人だった53歳の男が事故当時に運転していたものと判断し、15日にひき逃げ容疑で逮捕している。

男は聴取に対して黙秘を続けており、警察では改めて事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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