大同メタル工業が発表した2016年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、経常利益が為替差損2億2000万円を計上した影響で前年同期比9.8%減の17億0400万円と減益だった。
売上高は同0.5%減の201億3500万円と微減だった。国内は軸受生産の海外シフトや国内自動車生産台数が減少した影響があったが、代理店経由の市販品の販売が増加し、自動車関連は横ばいだった。建設機械向け、船舶向けは減少した。
海外事業では、自動車関連は北米を中心に増加したものの、北米での建設機械向けや、欧州での中小型船舶などの中高速ディーゼルエンジン用軸受の販売減少、為替換算の影響から減収となった。
営業利益は同7.8%増の18億5100万円と増益となった。国内は減益となったものの、海外で主に北米での売り上げ増加が貢献した。
四半期利益は同26.4%増の12億9700万円と大幅増益となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。