米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)が、米国で発売したばかりの新型ミニバン、クライスラー『パシフィカ』。同車が早くも、リコール(回収・無償修理)を行う。
これは6月末、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。FCA USから届け出を受けたクライスラー パシフィカに関するリコールの内容を公表している。
今回のリコールは、シートベルトの不具合が原因。同社によると、天井から引き出す2列目および3列目の中央席用のシートベルトの部品が破損する可能性があり、その場合、シートベルトが着用できない恐れがあるという。
リコールの対象となるのは、2017 年モデルのクライスラー パシフィカ。2016年2月下旬から4月末にかけて生産された3518台がリコールに該当する。
クライスラーブランドは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、対策部品に交換するリコール作業を行うとしている。