JTBは、夏休み期間中(7月15日~8月31日)の1泊以上の旅行に出かける人の旅行動向を発表した。
調査は1200人から回答を得た旅行動向アンケート、JTBグループの販売状況、航空会社の予約状況などから推計したもので、1969年に調査を開始して以来、今年で48回目となる。
総旅行人数は前年同期比0.7%減の7745万人と減少する見通し。内訳は、海外旅行が円高などの効果で同7.4%増の260万人と増える見通し。しかし、国内旅行が同1.0%減の7485万人と減少する見込み。
海外旅行の方面別ではアジアを中心に近場が人気。国内旅行では東海や北陸などが減少する見通し。九州は熊本地震後の帰省やボランティアなどの効果が見込まれるものの、景気の先行き不透明感によって前年を下回る見込み。
一方、国内旅行平均費用は同2.9%減の3万3700円、海外が同14.0%減の21万6300円と、今シーズンは節約型だ。