全日本空輸(ANA)が加盟するスターアライアンスは、成田国際空港第1ターミナル南ウイングに、新しいチェックインコンセプトの導入を完了したと発表した。
新コンセプトに向けて116台の新たな共用の自動チェックイン機を導入した。このチェックイン機は、第1ターミナルから就航するスーアライアンス加盟航空会社17社のすべてのチェックインが可能となる。
荷物を持ち込む乗客のみ直接ゲートに進んでもらい、荷物を預ける乗客は、自動チェックイン機から荷物のタグを受け取ったのちに、特別手荷物お預かりカウンターに進んでもらう。
新コンセプトの導入によって旅程におけるチェックインプロセス管理が容易になり、時間を節約でき、チェックイン時の選択肢の幅が広がるとしている。現在、3社の加盟航空会社で荷物タグの印字が可能で、残りの14社でも7月中旬までに可能となる予定。
新コンセプトを実施するため、チェックインエリアのレイアウトも変更した。乗客は従来、成田国際空港での航空券クラス別でチェックインを行っていたが、エアライン別に割り当てられたチェックインデスクを利用してもらう。レイアウト変更は、搭乗券の発行と同時に荷物タグを印字できる、新しい自動チェックイン機の設置と連動して実施。
スターアライアンスは、日本からの国際線旅客にセルフ印字とセルフタグ付けの選択肢を提供する初のエアラインアライアンスとなったとしている。