マツダ女性ドライバー、ロガーでデータ解析し表彰台を獲得…ロードスター・パーティーレースIII

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ロードスター・パーティーレース3
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  • 3位表彰台の北平選手
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5月15日に開催された、スーパー耐久第2戦、「SUGO 3時間耐久レース」のサポートレースとして開催された、「ロードスター・パーティーレースIII」において、マツダ・ウィメン・イン・モータースポーツ・プロジェクトのメンバーが表彰台に登る活躍をみせた。

マツダ・ウィメン・イン・モータースポーツ・プロジェクトは2015より活動を開始しており、1期生は昨年1年間トレーニングを積み、レース参戦に向けて準備を進めてきた。ロードスター・パーティーレースIIIはレース用に開発された、マツダ『ロードスターNR-A』を用い、イコールコンディションの中、北日本・東日本・西日本の地域ごとにシリーズ戦を闘い、12月に日本一決定戦を行う、人気の高いワンメイクレースだ。

スーパー耐久のサポートレースとして開催された、北日本シリーズ第2戦では、マツダ・ウィメン・イン・モータースポーツ・プロジェクトメンバーの北平絵奈美選手と岩岡万梨惠の2選手が参戦した。イコールコンディションのワンメイクではその差が開きにくく、混戦のなか北平選手が3位表彰台に。岩岡選手は4位と健闘した。

北平選手は「カート大会に参加していた時代に、菅生で表彰台の真ん中に立ったこともあり、今回また表彰台に上がれたことは嬉しい。1年間トレーニンングを積んできたことも活かせて、トラブルなども冷静に回避できました」と語った。4位に入った岩岡選手は、「スプリントレースは初めてだったので緊張しました。予選はうまく走れませんでしたが、プロジェクトリーダーの井原慶子さんにアドバイスをもらい、落ち着いてレースができました」と語った。

彼女たちのロードスターNR-Aには、Aim社の「SOLO DL」と呼ばれるデータロガーが装着されており、ラップタイムはもちろん、アクセル・ブレーキ、ステアリング操作、Gセンサーによる各種データがロギングされる。また同じくAim社の「SmartyCAM HD Rev.2」と呼ばれるビデオカメラも装備。この2つが連携して映像とログデータを保存して解析できるようになっている。

この機材を販売とレンタルを行うMZRacingでは、マツダ・ウィメン・イン・モータースポーツ・プロジェクトに協力してデータエンジニアを派遣。その場での映像・データ解析を行いドライビングのアドバイスを行っている。データエンジニアの小堀氏は「データ解析を行うことで、その人の弱点や癖などが分かります、このコーナーはこのように走った方が良い、ギアは何速を使った方が良い、などの的確なアドバイスをしています。SUPER GTやスーパー耐久などでもこの機材は実績を積んでいますし、我々も様々なデータを持っていますので活用してもらいたいです」と語った。

実際、今回参戦したドライバーも、データ解析によるアドバイスをもらうことで、実戦に役立てることができるという。2人は、「パーティーレースはもちろん、この先もステップアップしていけるように頑張りたい」と抱負を語った。

《雪岡直樹》

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