すり抜け横断の自転車が乗用車と衝突、転倒で乳児死亡

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6日午前9時55分ごろ、東京都国分寺市内の都道で、渋滞車列をすり抜けるように横断していた自転車と、対向車線側を交差進行してきた乗用車が接触する事故が起きた。自転車は転倒。乗っていた女性がおぶっていた生後7か月の乳児が死亡している。

警視庁・小金井署によると、現場は国分寺市東戸倉2丁目付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていないが、近くにはこれらの設置された交差点がある。事故当時は交通集中による渋滞が発生。33歳の女性が乗る自転車は渋滞していた車列をすり抜けるように横断していたところ、対向車線側を左方向から交差進行してきた乗用車と接触した。

女性は接触の弾みで自転車ごと転倒し、背中におぶっていた生後7か月の男児がこの際に頭部を強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡した。女性も打撲などの軽傷。クルマを運転していた狛江市内に在住する25歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男児死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを続けている。

現場は昼夜を通して交通量の多い区間。警察では自転車側のすり抜けと、交差点外でのショートカット横断が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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