DeNAの個人間カーシェア「Anyca(エニカ)」が開催したデロリアン『DMC-12』特別試乗会(4月23日、湘南T-SITE)では、1985年アメリカ映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場した同車に加え、日本のあのマンガにも描かれたトヨタ『セリカXX』の姿もあった(写真40枚)。
どこかキャラクターが似ているところもある米デロリアンDMC-12と日本のセリカXX。デロリアンがRR、セリカXXがFRと駆動方式などに違いはあれど、ともに1981年に登場し、映画やマンガで観衆を魅了した2ドアクーペモデル。チューニングショップを舞台に描かれたクルマ漫画「よろしくメカドック」(1982年~)で、主人公の風見潤が駆ったマシンとしても描かれた。
この日、デロリアン特別試乗会にセリカXX(A60後期型、1983年~)で現れた40代男性は、「中古で10万で購入。シートが10万以上、オーディオもかなりお金をかけた。走行距離は29万km超え。燃費を計算したことはない。当時の『ソアラ』とかと同じエンジンで、ダイバーシティアンテナもいまだに付いてる。ワンセグの時代に、アナログのテレビも受信できないのに」と笑い、「これからデロリアンを手に入れる予定」だという。
「デロリアンは、お金さえあればいまでもアメリカで買える。相場は500から600万円ぐらい。ぼくの買うデロリアンはちょっと違う。映画版のデロリアンに施されているヤツ。1000万円以内で抑えたい」。
現場には、個人間でクルマをシェアする新しいカーシェアリングサービス「エニカ」の登録車も約30台が集結。旧車やスポーツカー、SUVと、さまざまなクルマが湘南T-SITEの駐車場を彩った。