カーオーディオ選びの“勘どころ”…不足する低音に強い味方「サブウーファー」

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ヴァイブ・オーディオ CVENC6S-V4
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これから本格的にカーオーディオを始めようというアナタに向けて、カーオーディオユニットの選び方の“勘どころ”を解説している。第3回目となる今回は、サウンドの土台となる低音をデリバリーする、「サブウーファー」の選び方について掘り下げていく。

カーオーディオでは、低音が不足しがちだ。理由は2つある。1つは、ドアに装着できるスピーカーでは、口径的に低音再生に限界があるから、もう1つは、ロードノイズによる低音のマスキング現象が発生するから、以上の2つだ。それらに対処可能な頼れる味方が「サブウーファー」というわけだ。

さて、その「サブウーファー」は、どのような観点を持って選んだらいいのだろうか…。

ちなみに、ひと口に「サブウーファー」と言っても、タイプはさまざまある。なので今回は、タイプごとにチョイスの“勘どころ”を解説していこうと思う。


■Type 01「パワードサブウーファー」

もっともお手軽なタイプがこの「パワードサブウーファー」だ。サブウーファーユニット、パワーアンプ、ボックスが一体化していて、これ1台を導入すれば即、低音強化が実行できる。

「パワードサブウーファー」のメリットは、お手軽さだけに留まらない。次なる利点は、省スペースであること。多くのモデルがシート下への装着を想定したサイズとなっている。シート下に取り付けられれば、ラゲッジスペースの積載性をスポイルすることもない。

続いて、選び方の“勘どころ”を解説していこう。

ところでサブウーファー全体に言えることなのだが…。他のユニットは基本的に、試聴して選ぶことが可能なのだが、サブウーファーだけはそうもいかない。サブウーファーだけを鳴らしても、聴こえる音は限られている。バスドラムとベースの低音域、それ以外では空間の残響音等の低音成分が聴こえてくるだけだ。それだけを聴いても、ユニットの良し悪しを判断することが難しいのである。

しかしながら、チェックポイントはいくつかある。「パワードサブウーファー」においてはまず、筐体の頑丈さをチェックすべきだ。ボディがしっかりしているかどうかは、低音の質に直結する。ヤワなボディでは、箱自体がビビってしまい、良い低音が得られない。

後は、振動板の口径もチェックすべきだ。搭載可能な範囲の中で、できるだけ口径の大きいものを選んだほうが、音質的には有利である。


■Type 02「コンプリートボックスタイプ」

こちらは、本格サブウーファーユニットが既製のボックスに装着された状態で売られているものを指す。「パワードサブウーファー」と比べて、ぐっと大きくなってしまうものの、本格サブウーファーユニットがしっかりと空気を震わせて低音を再生するので、体に響く、聴き応えあるサウンドが得られる。ここが最大のメリットだ。

さらに、ボックスをワンオフする必要がないので、工賃を抑えられることもメリットだ。しかも、サブウーファーユニットを開発したメーカー自らがボックスを製作するわけなので、その設計が至って的確。“はずれ”がないのだ。

さて、このタイプにおいてのチョイスの“勘どころ”とは…。

気にするべきポイントは、ボックスの大きさと、サブウーファーユニットの口径だ。ユニットの性能にもよるので一概には言えないが、傾向としては、ボックスが大きくユニットの口径が大きいものほど、ゆったりした伸びやかな低音を得意としていて、コンパクトなものほど締まった低音を得意としている。

後は、搭載スペースとの兼ね合いとなる。ラゲッジルームが広ければ、ある程度大きめのものを選ぶことも可能だろう。

なお、同時にパワーアンプも購入しなければならないので、それも含めての予算を計上することを、お忘れなく。


■Type 03「本格サブウーファーユニット」

最後にご紹介するのは、単品の「本格サブウーファーユニット」である。この場合は、これを装着するサブウーファーボックスをワンオフする必要があり、さらにはパワーアンプも別途用意しなくてはならない。なので、Type 01、Type 02と比べて、予算的なハードルはもっとも高くなる。

しかしながらメリットも大きい。どのような低音が欲しいかを考えて、それを得るためのベストなボックスを設計できること、サブウーファーユニットの選択肢が多いこと、以上の2つがメリットだ。要は、低音の鳴り方(質)をコントロールしやすいのである。

次に、チョイスのポイントをご説明しよう。ポイントは2点。“口径”と“造り”、この2点に注目すると選びやすいはずだ。まず、口径が大きいほど、より低い低音が再生可能となり、かつ伸びやかな低音を得られるだろう。それに対して、口径が小さいものほど、きびきびとした低音が得られる傾向にある。

とはいえ、ボックスの設計によっても低音の質をある程度コントロールすることが可能だ。取り付けスペース的な制約も加味して、現実的な大きさのものを選べばいいだろう。

そしてもう1つのポイントである、“造り”について。より屈強な磁気回路とフレームを持ったタイプほど、エネルギー感ある低音が得られる可能性が高い。低音再生にはより大きなパワーが必要だ。それを発生できる、そしてそれを支えられる屈強さが必要なのだ。予算の範囲内で、もっとも“強そう”なものを選ぶと、より手応えある低音を得ることができるのではないだろうか。


駆け足ではあったが、以上が「サブウーファー」を選ぶにあたっての“勘どころ”だ。低音を強化するとサウンドがガラリと変わる。ショップのアドバイスを参考にしながら、じっくりと検討して、ベストな一品を選んでいただきたい。

【ビギナー必読!】楽しく賢く選びたい! ユニット選定方法の“勘どころ”を教えます! 第3回「サブウーファー編」

《太田祥三》

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