20日午前7時20分ごろ、栃木県上三川町内の国道4号を走行していたトラックなど4台が関係する多重衝突が発生した。この事故で3人が重軽傷を負っている。
栃木県警・下野署によると、現場は上三川町上蒲生付近で片側2車線の直線区間。事故当時は交通集中による渋滞が発生していたが、中型トラックは減速が間に合わずに前方の車列に突っ込み、車両4台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で車列最後部に位置していた軽乗用車を運転していた41歳の男性が頭部などを強打する重傷。その前方に位置していたクルマ2台の運転者が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。トラックを運転していた56歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。
聴取に対してトラック運転者は「脇見をしていて、前方のクルマが減速しているひとに気づくのが遅れた」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。