GMの決算、北米好調で純利益は2倍…第1四半期

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米国ミシガン州デトロイト市のGM本社ビル
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米国の自動車最大手、GMは4月21日、2016年第1四半期(1-3月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、売上高は372億6500万ドル(約4兆0775億円)。前年同期の357億1200万ドルに対して、4.3%増とプラスに転じた。また、第1四半期の純利益は、19億5300万ドル(約2137億円)。前年同期の9億4500万ドルに対して、およそ2倍の大幅な増益となった。

大幅な増益となった背景は、地元の北米市場における新車販売が好調だったため。ガソリン価格の下落により、とくにSUVやピックアップトラックなどの大型車の販売が増えている。

2016年第1四半期の世界新車販売台数は236万2057台。前年同期比は2.5%増だった。国別の実績では、中国が96万3652台を販売し、引き続きGMの最量販市場に君臨。ただし、前年同期比は0.2%増と、前年の9.4%増から伸び率が鈍化した。これに続いたのは、地元の米国。第1四半期は、53万7000台を売り上げ、前年同期比は7%増と好調だった。

GMのメアリー・バーラ会長兼CEOは、「第1四半期の力強い業績は、厳しさを増す世界市場において、確実に前進していることの表れ」と述べている。

《森脇稔》

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