米国の自動車最大手、GMは4月19日、2016年第1四半期(1-3月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は236万2057台。前年同期比は2.5%減だった。
市場別の実績では、中国が96万3652台を販売し、引き続きGMの最量販市場に君臨。ただし、前年同期比は0.2%増と、前年の9.4%増から伸び率が鈍化した。
これに続いたのは、地元の北米。第1四半期は、79万8953台を売り上げ、前年同期比は1.2%増。このうち、米国は、SUVの販売好調により、前年同期比7%増の53万7000台だった。
また欧州全体では、31万0535台を販売。2015年末をもって、シボレーブランドが欧州市場から撤退。しかし、オペルブランドの好調により、第1四半期は前年同期比6.4%増と、前年の13.6%減からプラスに転じた。
GMによると、第1四半期の世界新車販売が前年同期比2.5%減と落ち込んだのは、アジアや南米の一部国において、厳しい状況が続いているため。GMのダン・アマン社長は、「第1四半期の主要セグメントおよび市場における新車販売は、収益性を伴う成長へ向けた路線上にある」と述べている。