古河電池、非常用マグネシウム空気電池110個を被災地へ緊急出荷

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非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」
  • 非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」
  • いわき事業所から出荷を見届ける古河電池の徳山勝敏社長

古河電池は4月19日、熊本地震の被災地支援として、非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」を緊急出荷すると発表した。

マグボックスは、凸版印刷と共同開発した、世界初となる紙製容器でできた非常用マグネシウム空気電池。マグネシウムを負極物質、空気中の酸素を正極物質とし、水や海水を投入して発電させる。大容量かつ長期間保存が可能で、非常時に水を入れるだけで、多くの携帯機器に電力を供給できる。

古河電池は、5年前の東日本大震災でいわき事業所や東北支店が被災。復興のために多くの支援を受けた経験をもとに、2014年12月に非常用マグネシウム空気電池マグボックスを製品化し、その後、普及活動に努めてきた。今回、そのマグボックスを被災地支援として、110個を熊本県内に寄贈する。

《纐纈敏也@DAYS》

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